ホームページの文章を伝わりやすく書く 5つのポイント

ホームぺージに掲載する内容を考え、ユーザーに伝わりやすく文章を書くのは難しいものですね。
私自身、このブログや、チームで運営する地域情報メディア「研学ウォーク」などで文章を書く機会が増え、伝わりやすい文章を書くことの難しさを実感しています。
そこで、UXライターさんにご紹介いただいたライティングに関する本を今年に入って2冊読みました。
お客様にとっても役立つ内容だったので、その中から5つのポイントをシェアします。
目次
<ポイント1> 1文を100文字程度に収める
1文が長くなると、焦点がぼやけますね。
100文字を超えるような文は、分割すると理解しやすくなります。
下記の例は、1文が148文字の文を3文に分けています。
いかがでしょう。
内容が頭に入りやすくなりませんか。
【分割前】
当店は、季節の花々やグリーン、アレンジメントなど、お客様のニーズに合わせたお花を豊富に取り揃えているだけでなく、結婚式や各種パーティーなどのイベントにも対応しており、豊富な品揃えと専門知識を持ったスタッフがお客様をお迎えし、お客様の思い出に残る素敵な花の演出と心温まるサービスを提供しております。
【分割後】
当店は、季節の花々やグリーン、アレンジメントなど、お客様のニーズに合わせたお花を豊富に取り揃えています。また、結婚式や各種パーティーなどのイベントにも対応しています。豊富な品揃えと専門知識を持ったスタッフが、お客様の思い出に残る素敵な花の演出と心温まるサービスを提供しています。
<ポイント2> 重要な語を最初に持ってくる
例えば、結論を先に書き、その後に説明を書くと分かりやすいということです。
そうすると、読み手は論点を念頭に置きながら詳細を理解することができます。
「結局、何が言いたいの?」と思いながら読み進めなくてもよいということです。
<ポイント3> カタカナ複合語は分かち書きをする
「場合によりけり」という意味の「ケース バイ ケース」を例にとってみます。
・ケースバイケース(区切りなし)
・ケース・バイ・ケース(中点で区切ったケース)
・ケース バイ ケース(半角スペースで区切ったケース)
区切りなしの場合に比べて、中点なり半角スペースで「ケース」「バイ」「ケース」を区切る方が可読性が上がります。
専門家ではないので、中点と半角スペースのどちらを使うのがよいかという点については深掘りしませんが、いずれにしても読みやすくする配慮が必要だと考えます。
なお、私が読んだのは実用文書の書き方に関する本で、半角スペースを勧めていましたが、企業や団体によっても独自のルールがあるようです。
<ポイント4> 電子文書ではレイアウトを意識する
ホームページなどの電子文書では、見出しや箇条書きを使って情報を整理することで、視覚的にも文章の構造を理解しやすくなります。
また、段落と段落の間は1行空けるなど、余白をとると内容の違いを意識しやすくなります。
行間についても詰めすぎず、程よく余白が確保されていると読みやすくなります。
<ポイント5> 表記のゆれをなくす
・「及び」と「および」
・「美味しい」と「おいしい」
・「!」と「!」
・「123」と「123」
上記のように、同じ単語や記号、あるいは数字でも表記の仕方は複数あります。
漢字とひらがなが混在しないように、全角半角が混在しないようになど、一定のルールに沿って統一するとよいでしょう。
最後に
ご紹介した書き方のポイントは一例ですが、この5つを意識するだけでもだいぶ読みやすい文章になります。
ホームページの文章をお客様1人で校正するのは大変なことです。
ユーザーが引っ掛かりなくさらっと読み進められ、伝わりやすい文章になるよう、blooming mでは基本的な校正のお手伝いをいたします。